ELECOM(エレコム)SDHCカード CLASS4 4GBのSDカードの写真復元依頼になります。
症状は「カードが異常です」となるがSDHCカードの容量(プロパティ)を見ると2GB程度使用している事になっている。
記録していた写真が突然の消失にSDHCカードから写真の復元をして欲しいとの依頼です。
SDHCカードが到着後、カードを確認した所、お客様の主訴と同様に表面上では写真は見えないが容量は使っている状況を確認できました。
ツールで確認した所、CHKDSKを実行して写真が消えたことが判明しました。
デジカメやWindowsのパソコンでは、SDカードのファイルシステム(今回の場合はFAT32)の一部に問題を見つけた場合に修復する機能があります。
この修復機能がお客様の意図しない間に実行された可能性が考えられました。
原因が解りましたのでSDHCカードからヘッダー切り出し回収と修復後のファイルシステムからの復元を試みました。
復元した結果を確認してメールにて報告。
担当者様が即時にメールをご確認頂き普通郵便・代引サービスで弊社当日に復旧データをご納品させて頂きました。
今回のケースは意外と多い事例かと思います。
デジカメやパソコンから”ファイルを修復しますか?”等のメッセージが表示されて実行してしまうケースが多いです。
この修復は、今回の場合CHKDSKを知らない間に実行されてのですが、聞いてきても修復しない方がデータの救出率は高いと考えます。
お薦めは出来ないコマンドです。
理由は、実行後の結果が保証されていないし悪化するケースも沢山、沢山、経験しているからです。
どうしてもCHKDSKを実行したい場合は”ファイルを修復しますか?”等のメッセージが表示されてた場合、一旦はキャンセルして現状のデータをバックアップした後に実行する事をお薦めいたします。
これが最善と考えます。