一昔前のビクターJVCエブリオの内蔵ハードディスクモデルのhttp://www3.jvckenwood.com/dvmain/gz-mg275/のデータ復旧依頼がありました。
症状は、管理ファイルの修復をしたら内蔵HDDに記録されていた動画が全て消えてしまった模様。
エブリオに記録したいた映像の復元の依頼でした。
エブリオのGZ-MGシリーズは記録メディアがハードディスクになります。
ハードディスクは1.8インチの日立又は東芝製が多くのビデオカメラにマウントされている事を記憶しています。
当エブリオ、GZ-MG275は、内蔵HDDの大きさが40GBあります。
他にSDカードの使用も出来ますがカタログ仕様ではSDカード4GB迄のサポートと書いてあります。
実際、SDカード8GBも認識する可能性はありますが微妙だと思います。
今度、データ復元する機会がありましたら弊社のSD8GB/16GBが認識するのかも試してみます。
動画の記録方式は、MPEG-2/Dolby Digitalで、ファイルの拡張子が.MODとなります。
このモデルは、値頃感と明るいレンズ F1.2を売りに販売台数が非常に伸びました。
今のエブリオと比べると大きさも大きく、重いですが当時の他社との比較では、競争力が非常に高かったんだと思います。
今回は、”管理ファイルの修復”をしたら消えたとの訴えでした。
到着後、最初にビデオカメラも内蔵HDDを弊社のHDDにセクターコピーを行いました。
セクターコピー終了後、ハードディスクに少ないですが不良セクターがありました。
経年劣化で読み書き不能なアドレスができはじめたようです。
その結果、ファイルシステムの不具合を生じたのを修復しに行きましたがは内蔵HDDに問題があり動画が再生されなくなったと考えます。
HDDの物理故障の状況も軽度でしたので、データ復旧に成功しました。