神奈川県横浜市のお客様よりハンディカム データ復旧のご依頼を頂きました。
ご依頼のビデオカメラはソニーハンディカム HDR-CX675 内蔵メモリー32GBモデルでした。
HDR-CX675
光学30倍ズームに対応したフルハイビジョンビデオカメラ。
独自の「空間光学手ブレ補正」機能を搭載したことで、従来機と比べてワイド撮影時は約15倍ブレない。
デジタル一眼でも採用している「ファストインテリジェントAF」により、オートフォーカス速度も従来比約30%アップ。
発売日:2016年 1月22日
タイプ:ハンディカメラ
画質:フルハイビジョン
撮影時間:150分
本体重量:305g
撮像素子:CMOS 1/5.8型
動画有効画素数:229万画素
引用:http://review.kakaku.com/review/J0000018187/
お客様の主訴

一部の映像をビデオカメラのメニュー操作により内蔵メモリーを削除・消去してしまった。

誤って削除・消去してしまった動画の復旧が希望。
ソニー・ハンディカム HDR-CX675を弊社に持込頂きました。
最初に削除したファイルを簡単に復元してデジタルデータが残っているかを確認した所、
完全にゼロ消去されている状況が判明。
ソニー製ハンディカムHDR-CXシリーズでは2016年1月以降に販売されたモデルでは、
内蔵メモリに対して削除(一部、全削除問わず)・初期化フォーマットの行為では復元が出来ない仕様に変更されたと思われます。
残念ですはソニー・ハンディカムHDR-CX675で内蔵メモリの一部、全部消去、初期化フォーマットしてしまった場合は、
思い出を取り戻すことは出来ないと考えます。
但し、フォーマットエラー(初期化エラー、フォーマットしますか?)等でフォーマットのボタンを押していない場合はご希望の動画を復元するチャンスるあります。
絶対にフォーマットをしないでください。
家庭用のビデオカメラのこの流れはビクターJVCエブリオ(2011年12月以降のモデル)に始めり、
パナソニックのHC-Vシリーズ(2014年以降のモデルは初期化フォーマット/2016年以降は削除・初期化フォーマット全ての削除行為)に拡大して、
ソニーのハンディカムも2016年1月のHDR-CXシリーズに一部削除でも復元出来ない仕様に変更してしまいました。
お客様の今後の対応策としてはSDHC/SDXC(SDカード)に録画する事で誤削除(初期化フォーマットではメーカー型番により復元出来ないケースあり)での思いの映像のデータ復元が出来るリスク管理が可能です。
JVCケンウッドからは内蔵メモリーを搭載していないでSDカードに録画するモデルが安価に販売されています。
購入の際は、削除リスクも考えてビデオカメラの購入の検討をされると宜しいかと考えます。