今回はBD-Rデータ復旧のご依頼を兵庫県のお客様よりのご依頼です。
ブルーレイディスクはVerbatim(バーベイタム) 三菱化学メディア になります。
お客様のSOS

子供の成長写真をBD-Rに昨年バックアップしていました。

久々に写真を見ようと思いパソコンにBD-Rを入れても反応しません。

ドライブを開こうとすると”ディスクを入れてください?”みたいなエラーです。

大切な写真が入っていますのでデータ復旧をお願いします。
バーベイタムのBD-Rがゆうパックで届きました。
お客様の主訴を確認。
BD-Rの記録面を確認すると傷も無く綺麗な状況。
光にすかして見ると向こう側が透けて見える?
BD-Rの記録面の色はブルーではなくゴールドタイプだった。
BD-Rからデータ復旧作業を開始。
無数のセクターエラーで読み取り不能な記録場所が出来ている状況。
何とか重複写真も含みながら800枚弱の画像データ復旧に成功。
バーベイタムのBD-Rが届いた翌日にはメールでデータ復旧した写真の情報をご報告。
後日、ご入金を頂き復旧した写真をBD-Rデータディスクに記録して納品させて頂きました。
今回のBD-Rは弊社も使用している三菱化学のVerbatim。
お客様の記録した日付けが2016年だった。
データ復旧したのが2017年5月である事を考えるとBD-Rの劣化が早すぎる様に思える。
今回は、BD-Rの色素の劣化による読み取り不良を起こしていたと考えられる。
BD-Rの耐用年数も記録に使う色素や製造した工場で寿命が相当違うと考えられる。
2年~15年以上か?
弊社に持ちこまれるBD-Rの復旧で2~3年で読み込み不良を起こすBD-Rが多いのも事実。
正直、これではBD-Rに安心してバックアップできないかもしれない。
しかし、他の記録メディアも機械的に壊れるのでデータのバックアップに対しては永遠の悩みかもしれない。
大企業ですらデータのバックアップシステムには悩み、
莫大な費用を投資しているのも事実である。
データのバックアップは永遠の悩みかもしれない。